Raspberry Pi400 オーバークロックを行いました。
オーバークロックは、CPUが2.2GHz,GPUが750MHzで動作させています。
この条件で動作させたときの最高CPU温度は47.7℃です。
以下の改造内容は、メーカー保証を受けられなくなります。
もちろん、私も責任を負いませんので、もし、やられる方は自己責任でお願いします。
改造項目
1)ファンを取り付ける
2)放熱板を補強する(キーボードのペコペコを無くす)
3)CPU、GPUのオーバークロックの設定(config.txt)を行う
1)ファンを取り付ける
上の画像のように Raspberry Pi400の上両端に小型のファンを付けました。
小型ファンは、コパルのF16EA-03LLC DC3.3V です。
3.3V電源は、Raspberry Pi400のGPIOポートの1番ピン(3.3V)と17番ピン(3.3V)に接続しています。
2)放熱板を補強する(キーボードのペコペコを無くす)
Raspberry Pi400のーきボードがペコペコなので、放熱板の補強もかねて、アルミ板(1.5mm)を追加しました。
キーボードの裏と、raspberry Pi400の装着されているヒートシンク間にスペース(約1.5mm)があり、ここに下記のアルミ板を追加しました。
キーボードとアルミ板は、両面接着の放熱フィルムで張り付けています
Rspberry Pi400のヒートシンクとアルミ板(+キーボード)の接着は、クールサポートゲルで行っています。
下図の画像です。
3)CPU、GPUのオーバークロックの設定(config.txt)を行う
上記でハードウエアの改造が済みましたので、次はソフトウエアの設定を行います
Raspberry PiのOSは、konalinux-pi-2.0.3-64.img.zipを入れています。
このOSは、デスクトップにCPU温度が表示されるので、オーバークロックする際には大変便利であり、かつ軽くサクサク動きます。
このOSのconfig.textの一番下に下記の内容を追加します
force_turbo=1
arm_freq=2200
over_voltage=7
gpu_freq=750
gpu_mem=128
以上で私のRaspberry Pi400は、CPU2.2GHz/GPU750MHzで安定的に動作しています。最高CPU温度は47.7℃でした。
実験では、over_voltage=8,arm_freq=2300でも動きましたが、動きがぎこちないので2.2GHzで動作させています。